アメリカテニス留学をご希望の方が、心得なければいけないマインドセット

アメリカテニス留学にあたって、是非心得て頂きたいマインドセットがあります。

やはり、現実的なことを申しますと、
海外と日本は違う」ということです。

海外の文化の中で切磋琢磨するには、
日本では「美徳」と尊ばれるマインドセットが不利に働くことがあります。

・謙遜
・協調(アメリカでも大事だが、違うメソッドで他者と協調します)
・言われたこと(だけ)をやる
・表面的な考え方

などはアメリカでは違う捉え方をされますし、誤解を生んでしまうこともあります。

今回は、留学を考えている生徒さんの親御さんに質問をいただいているので、それをインタビューにまとめています。

ぜひ、ご覧になってください。

質問:アメリカはマナーが緩い、と聞きますが本当ですか? アスリートとしてわきまえなければならないマナーなどあるのでしょうか?

アメリカでは、選手もコーチもファーストネームでの呼び捨て(ビルやメアリーなど)が普通で、目上や目下の隔てのない親しい付き合いがされていますが、それをマナーが緩いと捉えるのは大きな誤解です。

例えば、Bill Smith と言うコーチに初めて会うとします。そのコーチにいきなり「Hi Bill」と挨拶したら、大変非常識な態度になります。この場合、アメリカでの常識的な呼びかけは「Hello Mr. Smith」と、名字にMr.かMs.を付けての挨拶です。そしてこの呼び方は、親しさが増して、相手が「Call me Bill」と言うまで続けましょう。

これはメールでのやり取りでも同じです。日本のコーチや先生とのメールなどのやり取りで、「オッケー」とだけ返信をするのはあり得ませんよね。アメリカでも、それは全く同じです。しかしながら、日本の英語教育はその部分はカバーされておらず、生徒さんが英語でちゃんと返信できるようになるまでには、少し時間が掛かるようです。私達スタッフは、そういった指導も含めて、生徒さんのサポートをしています。

 

質問:日本だと親が「お膳立て」をすることが多いです。アメリカに行ったら自分一人で決めて行動する機会が増えますか?

日本の生徒さんの長所の一つは、言われたことをちゃんと指示通りにやろうとする真面目な所ではないかと思います。アメリカの指導者たちも、その点を高く評価していますが、その姿勢が強すぎると、「言われた事だけをやる」「言われるまで何もしない」「指示を待っているだけで、自分で考えようとしない」というアメリカ人から見たらマイナスの態度になってしまいます。

なぜなら、自分で判断して行動するためには、準備や下調べや根回しが必要なのですが、それを親や指導者が全てのおぜん立てをしてあげていたために、自分でやるノウハウを知らない生徒さんが多いのです。

ですから、私達のカウンセリングでの質問は、主に生徒さんに自分の事を考えて言葉にする事を要求します。

「なぜテニス留学をしたいのですか?」「あなたはアメリカに来て、何がしたいのですか?」「あなたの長所と欠点は何ですか?」

私達が生徒さんの答えを伺う時は、自分自身を客観的に見つめているかや、将来のビジョンをしっかり持っているのかなどに注目しています。そして具体的な目標が定まっていない生徒さんに対しては、どうやって思考を掘り下げていくかの指導も行っています。

質問:留学前から、自立心を養うためにできることがあれば知りたいです。

これは、テニスの練習と同じです。日々の積み重ねを実行すればできると思います。

具体的には、先ほども言ったように、私達が生徒さんに自分で考えてもらうようなやり取りをしていきますので、それに対して一生懸命考えて、私達にフィードバックする事を繰り返してください。

アメリカへのテニス留学準備をする時は、生徒さん自身がやらなければならない事が沢山ありますので、その準備過程において自然に自立心が養われていきます。

 

質問:日本の部活のような上下関係はありますか?目上の人との接し方とは?

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質問:アスリートとしてテニス留学する時に、最低限気をつけなければいけない行動はありますか?

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質問:自己アピールが苦手な子です。日本の中では、「謙虚な子」としてポジティブに捉えてもらっていました。アメリカでは謙虚な心は尊ばれますか?

アメリカでも、謙虚である事はポジティブに受け取られる場合もありますが、同時に日本人には思いつかないような考え方で、ネガティブに受け取られれしまう事もあるでしょう。

具体的には、

質問:面接や会話でコーチや学校側に好印象を持ってもらうコツはありますか?

英会話のレベルにもよりますが、全てのレベルの生徒さんに気を付けてもらいたいコツは、会話の最初に、まず「Yes」「No」を付けてから話す事です。

そして結論を先に述べる。それだけで、相手に伝わる可能性がぐんと高くなります。

私達は、予めどの様な質問が来るのかの想定問答を準備していますので、それを良く練習して面接に臨むのも大切です。

質問:生活習慣で気をつけるべきことがあれば、ぜひ教えてください。

日本とアメリカの生活習慣の違いとして大きいなと感じる事は、アメリカの学生はみんなパソコンを持っていて、スマホもパソコンも使いこなしているのに、日本人の生徒さん達はほとんどスマホのみで生活している事だと思います。