アメリカのワクチン接種早わかり
日本でもコロナワクチンの接種が始まりましたね。
それもあってか、最近この様な質問をよく頂きます。
「アメリカのワクチン接種どうなっていますか?」
今現在、アメリカでは、ワクチン接種が急ピッチで進んでいます。
世界のワクチン接種見通しの資料を見つけたので見てください。
この資料を裏付けるように、私の住むカリフォルニア州は、このコロナ禍を乗り切るための最重要事項がワクチン接種という位置づけで、この秋までには、ワクチン接種を望む全ての人が接種完了の予定と言っています。
そしてこちらは、Vaccine Tracker(ワクチントラッカー)というサイトでみた、ワクチン接種状況(2021年2月17日現在)
*色が濃い州がワクチン接種が進んでいる州ですが、一番進んでいるアラスカ州でも1回目接種終了は17.7%で、中堅のカリフォルニア州は11.9%と、あまり大差はないという印象です。
カリフォルニア州の優先順位(州によって違いがあります)
*ちなみに接種は無料です
最優先の人
①ヘルスケアウオーカー
②長期療養所住居者
ワクチンがあれば接種可能の人
③65歳以上の人
④農業と食料品従事者
⑤学校及び養育関係者
⑥緊急サービス従事者
ここまでの人が、現在接種を受けている人です。
特にこの⑤「学校及び養育関係者」を優先するのは、一刻も早く学校を開いて、生徒を学校での対面授業に戻したいという州政府の意向があるからと言われています。
またそれは、大学のスポーツにも影響を及ぼし、アスレチック部門の就業者(アスレティックトレーナーやコーチなど)も優先権が与えられ、その後に選手達にも行き渡る予定と言われています。もちろん日本人留学生の選手達もワクチン接種が可能です。(*ただし、選手のワクチン接種に対する優先順位は、州ごと、またその大学ごとに違いますので、ご注意下さい)
私の周りでは、もう何人もの人がワクチン接種を終了しましたが、その中で軽度の副作用があったのが数名。ニュースで聞くように、2回目を接種した日と次の日には、少し気分が悪い程度の症状の出る人が多いようです。
次に接種可能になる人
⑦コロナ感染時のリスクが高い人
⑧50歳以上の人
⑨16歳以上50歳以下の人
(*注:15歳以下は受けられません)
私はこのカテゴリーに入っているので、接種可能にはなった場合は、先ず自分のヘルスプロバイダー(保険契約会社)に連絡をして、アポイントメント(予約)を取ることになります。これがアメリカあるあるなんですが、自分の契約しているヘルスプロバイダーによって、予約の取れ具合がまちまちで、友人の中にはドラッグストアーと呼ばれる近所の薬局兼雑貨屋に行ってキャンセル待ちの予約を入れてやっと入れたという人もいました。
アポが取れたら、接種会場に行って、長時間列に並んで待つのを覚悟でしたが、最近は変化があるようです。会場のセットアップも進んできて、大学が広い構内を提供して混雑させないシステムを作ったり、近所のドラッグストアでもワクチン接種が出来るようにと変わってきているので、私が受ける頃には車で待っていれば呼び出しメッセージが来て、会場に行けばすぐ接種できるようになっているかもしれませんね。
今後の大学再開の見通し
各大学は、今年度の秋学期(8月9月)からの対面授業再開を見込んでいます。
その準備の中には、大学独自にワクチン接種可能な設備を整えることもありますので、今年から大学に通う留学生も、自分の通う大学でのワクチン接種が見込めます。
コロナの感染状況が全米でも一番心配されていたカリフォルニア州でも、すでにUCスクールは今年度の秋学期から対面授業をすると表明しましたし、今はオンラインのみの他の大学も、秋学期からの大学再開は間違いないと思われているのも、そういったワクチン接種の状況があるからでしょう。
もちろん、ワクチン接種後も、マスク着用や、ソーシャルディスタンスを保つことや、蜜を避けることは引き続き行われますが、ワクチン接種が日常生活に近い状態に戻してくれることに期待が高まっています。
ーーー編集後記ーーーー
ご無沙汰しております。モモです。もうすぐ1才の子犬なんですが、この写真はどー見てもタヌキとママが言います。パパは自分に似てきたと喜んでいます。モモです。モモです。モモです。。(古~www)
これまでのポップテニス通信はこちら