特集!新型コロナ対策  アメリカの大学生たちは今!

こんにちは。
ポップテニスの新谷みきです。

3月も半ば過ぎました。
ますます猛威を振るう新型コロナの影響が、至る所で出ていますね。

そこで今回のテーマはズバリ

特集!新型コロナ対策

アメリカの大学生たちは今!

 

 

 

 

 

 

まずはアメリカの現状報告から

私の住む南カリフォルニアのサンディエゴでは、 ほとんどの公共機関が閉められ、小学校から大学に至るまで 、春休み期間の延長とオンラインクラスでの授業とテストが実施されています。

また外出に関しても、不要不急の外出は控えること、そしてソーシャルディスタンスと呼ばれる 人と対面する時の距離 180cm を保って会うようにと言われています。

そんな状態ですが、レストランは開いています。ただしテイクアウトのみに昨日からなりました。スーパーやお店も開いていて、トイレットペーパー、マスク、消毒液などは品不足ですが、その他のものはまだまだ豊富にあります。 

各地のテニスクラブは、まず公立のクラブから閉鎖され、プライベートクラブも徐々に閉鎖を決めて います。でも、私の住むコミュニティーでは、公園にあるテニスコートでテニスをすることはできますし、隣のミニバスケのコートで、シュートの練習も出来ます。しかし管理者のいる少し大きなコミュニティの施設は閉鎖されているところが多く、そういう所ではテニスコートも使用不能です。

このようにアメリカのコロナ対策は、今まさに佳境に入ったところだと思います。

パンダミックになった今、封じ込めは不可能。ここまで来たら、この新型コロナも、普通の風邪のように感染と回復を繰り返すことで、普通の感染症の仲間入りをするんでしょうね。

アメリカは、そのための緩やかな感染拡大を目指していると思われます。

感染症の計算式からですと、今回の新型コロナウイルスは、集団免疫率に達成する事で終息するそうです。その達成率は、私達のうちの29~60%が感染すれば収束に至ると、理論上は考えられるそうです。

ですから、これから私達は次々に感染しながらも、代わりに免疫を獲得していきます。再感染の報告もあるので、免疫が獲得できないのではと思われる方もいるのですが、それは間違いだそうです。再感染の場合は、基礎免疫を獲得しているために、おそらく軽症で回復に向かうのではという事です。

そこで今の国や自治体の取り組みとしては、いかに高齢者や基礎疾患のある人達を、社会の協力の下で守っていくかが重要とされている訳です。

中国で起こった時のように、そして今はイタリアやヨーロッパで、新型コロナの感染は爆発的なスピードで広がっています。

アメリカは、その様にならないために、徹底した対策を取っているのです。

その徹底ぶりがすごいと思います。

決断と決定が早いです。

それを可能にしているのは、やはり各部署のリーダーが権限を持ち、即断即決が出来る事が大きいのではと思います。

それと同時に、こういう有事の時に発揮されるのは、アメリカ人の社会性の高さかと思います。日本人のような秩序とはまた違ったものですが、社会全体の有益性を個人の利益よりも優先する姿勢があります。

まあ、良くニュースに出るのは、アメリカの各地で起こる暴動だったり、銃乱射事件だったりと、センセーショナルなニュースの方がインパクトがあって分かりやすいので、目に入る機会も多いのですが、実際の一般のアメリカ人は、もっと集団の利益に注意を払う、理性的な人がほとんどです。

その集団の利益という面で、医療機関へのインパクトをなるべく減らすこと。人々がパニックになって、軽症患者が殺到することで、医療機能が低下するばかりか、そこで感染が広がるリスクを増やすことのないようにする。長く緩やかな感染の広まりを計画していく事。それが、失われなくて済む命を救う事だと、社会全体が今理解しているのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、私達がお世話をしている日本人大学生達について一言。

彼らを見ていると、アメリカの大学に入ったばかりの一年生であるにもかかわらず、そういったアメリカの社会集団に、非常に早く適応できていると感じる事が良くあります。

今回も、突然のテニスシーズンの打ち切りがあり、大学の授業はオンラインに代わり、学期途中での緊急帰国などなど。目まぐるしい変化に、否が応でも対応させられる状況に、平静を保ちながら、自分のベストを導こうとしています。

 

常日頃から、彼らとの対応する時に、常に私達が心がけて伝えている事があります。

「できない」「分からない」から不安が広がるので、

「分かる」まで学びましょう。

「今できること」から見通しを見つけましょう。

こうすればできる」と思えれば希望が生まれます。

それがちゃんと伝わっているんですね。

彼らがこんな状況でも、心の平静を保っていられること。

それが実感できて、本当に嬉しく思います。

日本にいても、アメリカにいても、世界中のどこにいても、どんな状況であっても、自分自身がしっかりしていれば、必ず希望の光が見えてきます。

それを実証してくれている彼らには、本当に感謝しています。

ーーー編集後記ーーーー

今週は、「我が家の新型コロナ対策」のお話。

完璧な対策を見付けましたよ~!
新型コロナを寄せ付けないために
外出はせず
カウチで暮らし
カウチでテレビを見て
カウチで食事して
カウチで寝る

これですね(笑)!

 

 

 

 これまでのポップテニス通信はこちら