いよいよ最終日報告! アメリカンドリームはまだ存在するのか?
こんにちは。
ポップテニスの新谷みきです。
6月も半ばに入りました。
皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
日本ではいよいよ各学校も再開、日常が戻ってきていますね。
生徒達の自宅学習と同時期に行った
ポップテニスのオンライン学習も順調に回を重ね
いよいよ最終日を迎えました。
そして、いまアメリカで起きている事と言えば、
各地での人種差別反対運動の広がり。
報告したいこと
盛り沢山です!
ではまずオンライン学習の最終報告から!
在宅だからこそ出来たチャレンジの集大成は
アメリカの大学のテニスコーチと直接電話で話す
ことでした。
事前に想定問答集を作って
練習を重ねてきましたので
その結果は
見事に大成功
日本のラインのアメリカ版で、
WhatsApp (ワツアップ)というアプリを使って
私も入っての三か所同時中継。
日本の生徒と私との時差は16時間
タイムゾーンが4つある
アメリカ国内の時差は最大3時間
アメリカでは朝昼晩の挨拶の区別が無いので
Hello!(起きたばっかりの人)
Hello!(昼食後の人)
Hello!(これから夕食の人)
Nice to meet you!!!(三人一緒に)
緊張感の中にも和やかな雰囲気のある会話がスタートできました(^^)
*サンディエゴでのトーナメントに集まった大学テニスコーチ陣
さて、肝心の会話の中身!
生徒からコーチに良い質問がありました。
「アメリカの大学テニスで一番大切な事は何ですか?」
そのコーチの答えは
「チームを優先して、全員がチームの為に動くこと。」
皆さんは、ご自分の立場に置き換えられて
「○○で一番大切な事は何ですか?」
と聞かれたら、どんなお答えになるのでしょう?
私の場合は
「この仕事で一番大切にしたいのは
信用と感謝の気持ちと繋がり」
と答えます。
すみません。一番が三つになりましたが(^^)
皆さんと、末永く繋がって頂くことは
私にとっては一番大切な事の一つです♡
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
ーーー編集後記ーーーー
今回は「アメリカンドリームはまだ存在するのか?」のお話。
皆さんの目には、今、アメリカ各地で起きている人種差別反対運動は、どう映っているのでしょうか?
私自身も、日本生まれの日本育ち。在米20数年になりますが、まだまだ日本で暮らした期間の方が長いので(あ、年齢バレますね)、いつまでたっても改善されない(ように見える)アメリカの人種差別や治安の問題は、何とかならないのだろうかと常々考えていました。
そんな中に起きた、今回の事件。
「Black Lives Matter]という運動に繋がっていきました。
そんな運動が活発化する中で、思想や民族に関係なく、あらゆるタイプのリーダー達が、若い世代に、こう声を掛けているのを良く聞くようになりました。
「古い制度は今の時代に即していない。でも今の大人達が、その解決方法を知っている訳ではない。私達が過去の先達の過ちから学んで、歴史を変えてきたと同じように、若い世代の君たちが、私達の出来なかった事をやって欲しい。」
私は、この言葉を何度も耳にしてきて、「アメリカはまだ建国の途上なんだ。」という思いに辿り着きました。アメリカにはまだ個人と仲間達の力で、この国の社会やシステムを変えていける可能性があると、アメリカ国民は心の底から信じているのではと感じたのです。それを彼らがアメリカンドリームと呼ぶのであれば、それはきっと今でも存在し続けているのだと思いました。
「Black Lives Matter」は、(黒人の命は大切だ)と日本語で訳されていますね。でも、この文章の本当の意味を考えると、(黒人の命はどうでもいいものじゃない)と訳して欲しいと思います。それは、アメリカにおける黒人の命が「どうでもいいもの」であった歴史を反省し、そしてまだ負の遺産として残っているシステム自体を、何とかして変えていきたいという運動だと捉えて欲しいと思うからです。
皆さんにとってアメリカはどんな国なんでしょうか?
私にとって、自ら来たくて来た国ではないのですが、今はここでの暮らしに生き易さを感じて好きになってしまいました。
皆さんにも、私の知っているアメリカの良い所が伝えられるように、これからも色んなお話をしていこうと思っています。末永くお付き合いくださいね(^^)
*我が家から見た太平洋に沈む夕日です。右側の上の方に見える黒い二つの点は気球です。外出規制の緩和によって、気球に乗っての遊覧もまた復活したようです。
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